FF10-P.L.SCENARIO_13

君が、君に生まれた理由
-The end of my tale is in the end of a dream.

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

アニキ
おやじ! おれ…… おれ しんじられねえよ!

シド
てめえの めんたま だろうが  しんじねえで どうするってんだ!

<ティーダたちがブリッジに戻ってくる>

アニキ
リュック やったな!

ユウナ
「復活……するかな?

ティーダ
「たぶんな

シド
「なんでえ!? そうなのかよ!

ティーダ
「『シン』の中にいるヤツを倒さなくちゃならない

ワッカ
「これだけで倒せたら 討伐隊だって苦労しねえよな

ルールー
「でも『シン』を弱らせたのはたしかじゃない?

リュック
「そうだよそうだよ!

シド
「おっし いまのうちに主砲の修理だ

 

ワッカ
「あんだけ たたいときゃ もう復活しねえんじゃねえか?

 

ルールー
「ナギ節を祝うのは まだ早そうね

 

リュック
「オヤジの機械って かんじんな時に故障するんだよね

 

アーロン
「これで終わるとは思えんな

 

<通路>

キマリ
「『シン』は生きている キマリにはわかる

 

<甲板>

ユウナ
「ジェクトさん……苦しいのかな

ティーダ
「終わらせよう 早く
「祈り子も協力してくれるっていうしさ

ユウナ
「あの言い方 気になるんだ

ティーダ
「ん?

ユウナ
「ずっといっしょに戦ってくれてたのに 今になって『協力する』なんて……

ティーダ
「まあ……な

ユウナ
「あっ!
「『シン』が復活するのは エボン=ジュが召喚獣に乗り移るから……だよね
「わたしが召喚したら きっとエボン=ジュは乗り移ってくる
「それは……小さな『シン』 だよね?

ティーダ
「あ!
「それなら究極召喚じゃなくても倒せるかも!

ユウナ
「倒しても またエボン=ジュが乗り移るよ

ティーダ
「そうなったら また倒す!
「最後にはエボン=ジュは行き場をなくしてさあ!
「あ……

ユウナ
「やらなくちゃ……ならないんだよね

ティーダ
「そう……だな
「ほら 祈り子も疲れたって言ってたしさ
「休ませてやろうよ

ユウナ
「祈り子様 夢見ることをやめるって言ってた
「夢は消えるって……言ってた
「どういう意味かな?
「ねえ エボン=ジュは『シン』の中でなにを召喚しているのかな

ティーダ
「祈り子の……夢

ユウナ
「キミは……消えないよね

<すると>

リュック
「ユウナたち! どこにいるの!? 『シン』を見て!

<『シン』、飛び立つ>

 

<ティーダたち、ブリッジに戻る>

アーロン
「ジェクトは……待っているようだな

シド
「オレたちゃ どうすりゃいいんだ  言っとくが もう援護はできねえぞ

ティーダ
「もう どうもこうもないだろ 正面から行く

シド
「おっし
「ヤツの口の正面につけろ!
「ちっとでもズレたら その髪の毛 むしってやるからな!

アニキ
「まかせろ オレに  送ってやる 間違いない ッス

ティーダ
「また甲板から飛び移ろう!

ルールー
「いっそ ふたりだけで行く?

 

<甲板>

シド
「行くぞ!

ティーダ
「おう!
「待ってろよ オヤジ!

<戦闘:『シン』>

<『シン』を撃破>

<戦闘終了>

 

ティーダ
「オヤジ! どこにいる!

アーロン
「こちらから出向くしかあるまい

ティーダ
「前進あるのみ! 案内はまかせてくれ

ユウナ
「まかせるよ

ティーダ
「行こう

 

 

<ビサイド村・討伐隊宿舎>

ガッタ
「追いつめられて弱った『シン』がベベルに落ちたんだろ
「異界のルッツ先輩も きっと よろこんでるだろうな
「『シン』がいなくなるまで あと一歩だよな!

 

<ジェクトのスフィア2>

<ブラスカ一行、ビサイドにたどりつく>

ジェクト
「ま〜た ちっぽけな村だなぁ おい

ブラスカ
「ほう のどかでいい村じゃないか
「ふむ……
「アーロン

アーロン
「はい?

ブラスカ
「事が終わったら ユウナをここに連れて来てくれ
「あの子には…… 静かに暮らしてほしいんだ

アーロン
「……わかりました おまかせください

ブラスカ
「すまんな よけいな苦労をかけて

ジェクト
「お〜ら なにやってんだ! 行くぞ!
「オレはもうハラへってハラへって仕方ねえんだからよ!

ブラスカ
「はははは
「悪い悪い じゃ 行くとしようか!

<終了>

 

 

<ビサイド島・船着場>

【船長】
「【キーリカ島】行きだよ 乗ってくかい?

<選択肢:「乗船するッス」or「ちょい待った」→「乗船するッス」を選択>

 

<ジェクトのスフィア3>

ジェクト
「ビサイドで召喚獣を手に入れたら……
「それからどうするんだ?

アーロン
「今まで来た街道を逆戻りだ
「ベベルから北に向かい 北の霊峰ガガゼトを越える

ブラスカ
「その先が……ザナルカンドだ

ジェクト
「へっ ザナルカンドか……
「遺跡なんだろ 1000年前の

アーロン
「言い伝えではそうだが 真実はわからん
「本当にあんたの故郷があるかもしれん

ジェクト
「気休めはよせよ

 

<そして…>

ジェクト
「おまえらについてけば ウチに帰れると思ってたが……
「そうもいかねえらしい

ブラスカ
「……すまん

ジェクト
「まあ しゃーねーって! おめえらのせいじゃねえよ
「ぐだぐだ悩む前に まず打倒『シン』だ
「ザナルカンドに帰るのは それからだな
「ま かならず帰りについてやらあ!

ブラスカ
「死ぬなよ ジェクト

ジェクト
「縁起悪いこと言うんじゃねえよ
「それより おめえこそ死ぬな  ユウナちゃんを悲しませるなよ

ブラスカ
「あの子なら だいじょうぶだ  死んだ妻に似て……強い子だ

<終了>

 

<連絡船リキ号・甲板>

クラスコ
「やあ 久しぶり!

ティーダ
「あ! おまえ やっぱ騎兵やめちまったのか?

クラスコ
「うん まあね
「エルマにはバカにされたけど ルチル隊長はわかってくれたよ
「今はこの船で チョコボの飼育係をやってるんだ
「いや〜 飼育係になってほんっと よかったよ
「いつもチョコボといっしょでさ  なんていうか 天職だよね
「あんたの忠告を聞いたおかげでさ  ほんと ありがとう!

ティーダ
「ま よかったんじゃないッスか

クラスコ
「そうだ!
「この前 チョコボの寝床の中でこんなもの見つけたんだ
「僕が持ってても意味ないし あんたにあげるよ

<ティーダ、『フレンドスフィア』をもらう>

クラスコ
「あ そろそろ行かなきゃ もうすぐ食事の時間だ

ティーダ
「なんだよ 久しぶりなんだから メシぐらいちょっと待てよ

クラスコ
「僕じゃなくてチョコボの食事だよ!
「あいつらがハラをすかせたら かわいそうだろ
「じゃあな!

<クラスコ、去る>

 

 

<ジェクトのスフィア4>

ジェクト
「おう アーロン さっきの試合 ちゃんと撮ったか?

アーロン
「ああ
「だが わざわざ撮る必要があるのか?
「あんたのザナルカンドにもブリッツはあるんだろう

ジェクト
「わかってねえなあ

ブラスカ
「研究というわけか

ジェクト
「ま ジェクト様には どうでもいいけど ガキがよ

ブラスカ
「君の息子もブリッツを?

ジェクト
「ああ ナマイキにオレに対抗意識を燃やしててな
「ムリだって からかってやったら 半泣きしてムクレやがるんだ
「もう ずいぶん会ってねえんだよな
「ちったあ背も伸びて たくましくなったかな……
「おら こんなところ撮るな! 撮るんじゃねえよ!

アーロン
「……ああ

<終了>

 

 

<ジェクトのスフィア5>

ブラスカ
「チョコボを襲う大型の魔物か……

ジェクト
「ちっ! どこに隠れてやがる!?
「おら〜あ! とっとと出てこい!

アーロン
「わざわざ呼ばんでもいいだろう

ジェクト
「な〜に言ってやがる
「みんな困ってんだ オレらが退治しねえでどうする!
「『シン』を倒す練習ってなもんだ!

アーロン
「それも……そうだな

ブラスカ
「よし やるか!

ジェクト
「出やがったな…… アーロン しとめるぞ!

アーロン
「おう!

<終了>

 

 

<アーロンのスフィア>

アーロン
「世話になったな キノック

キノック
「たっしゃでな ガードとしてりっぱにブラスカさんをお守りしてくれ

アーロン
「ああ そのつもりだ
「おまえもがんばれよ
「聞いたぞ 副長に昇進だってな

キノック
「本来なら副長になるのはおまえさんだったんだ
「結局 最後まで おまえさんを超えられなかった

アーロン
「最後なんて言うなよ 俺が死んじまうみたいじゃないか
「また……会えるさ

キノック
「そうだな

アーロン
「さて……

キノック
「もう行くのか?
「ザナルカンドへ行けよ  そして 聞かせてくれ

アーロン
「じゃあな!

<終了>

 

 

<ジェクトのスフィア6>

ジェクト
「なーに うつしてやがんだよ

アーロン
「またバカなマネをしないように監視している
「あんたが酔って シパーフに斬りつけたおかげで……
「ごっそり迷惑料をとられた ブラスカ様の大切な旅費をな

ジェクト
「だから何度も頭下げたじゃねえか もう二度としねぇよ 約束する

アーロン
「約束だと?
「酔ったとたんに忘れてしまえば意味はない

ブラスカ
「まあまあ アーロン  ジェクトも反省しているんだ
「それぐらいにしてやろう

ジェクト
「よし 決めた!
「オレは今日をかぎりに酒をやめる!

ブラスカ
「いいのか?

ジェクト
「『シン』を倒して スピラを救う大事な旅だろ
「くだらねえことで足ひっぱっちまったら……な
「みっともねえマネさらしちまったら……
「家族に顔向けできねえよ

アーロン
「しっかり撮っておいたからな

<終了>

 

 

<ジェクトのスフィア7>

ジェクト
「こら! ちゃんとうつせ!

アーロン
「どうして俺が……
「なにを見てらっしゃるのですか?

ブラスカ
「いや 少し考えごとをね

ジェクト
「ちゃんとうつせって言ってるだろうが!
「大事なみやげなんだぞ

<するとジェクト、雷に直撃>

ジェクト
「おわっ!?
「お……おお……

ブラスカ
「だいじょうぶか?

アーロン
「今の様子 撮っておいたぞ

ジェクト
「やかましい

ブラスカ
「はっはっはっ……

<終了>

 

 

<ジェクトのスフィア8>

<ジェクト、牢獄に捕まっている>

ジェクト
「誰だ おめえ

ブラスカ
「ザナルカンドから来た男…… ジェクトとは 君のことかい

ジェクト
「だったらどうする

アーロン
「きさま……なんだその態度は!

ブラスカ
「ああ すまない  私はブラスカ 召喚士だ
「君を ここから連れ出しに来た

ジェクト
「ほーう うまい話だ  ウラがありそうだな

ブラスカ
「ははは……見破られたか
「私はもうすぐ ザナルカンドをめざして旅立つ

ジェクト
「本当か!?

ブラスカ
「うん 君にもぜひ 同行してほしい  危険な旅だがね
「だが 首尾よくザナルカンドに到達できれば……
「私の願いはかなうし 君は故郷に帰れる……かもしれない
「さあ どうする?

ジェクト
「よーし乗った!

ブラスカ
「ほう 決断が素早いね

ジェクト
「考えたって仕方ねえからな

ブラスカ
「決まりだな

アーロン
「でも……俺は反対です こんな奴をガードにするなんて!

ジェクト
「コラァ!
「こんな奴ってぇのはどういう意味だ!

ブラスカ
「かまわんさ
「アルベド族と結婚したブラスカは落ちこぼれの召喚士……
「『シン』を倒せるはずがない…… 皆がそう言っている
「誰もわれわれには期待していない

アーロン
「ブラスカ様……

ブラスカ
「ははは 見返してやろうじゃないか
「落ちこぼれの召喚士と ザナルカンドから来た男
「上官がすすめた縁談を断り 出世の道からはずれた僧兵
「そんな連中が『シン』を倒したらきっと痛快だぞ

ジェクト
「いいから早く出せってんだ!

<ブラスカ、牢獄の鍵を開ける>

ジェクト
「はぁー やっと出られたぜ……

ブラスカ
「ではジェクト
「ザナルカンドにたどりつくまで よろしくたのむ!

ジェクト
「おうよ
「でよ! ショーカンシって……なんだ?

<終了>

 

 

<ブラスカのスフィア>

ブラスカ
「やあ ユウナ 元気かい?
「このスフィアを見るとき おまえは いくつになっているかな
「きっと母さんによく似て きれいになったろう
「せめて ひと目だけ……
「ああ そうそう
「ジェクトやアーロンも みんな元気だ
「父さんたちは とてもゆかいに旅しているよ
「もちろん楽な道じゃないが 後悔はしていない
「なぜって これこそが父さんの道だからね
「だから ユウナも大きくなって自分の道を見つけたら……
「やるべきことを やりたいようにがんばってみなさい
「そうすれば どんなことでもきっとうまくいくさ
「いいかい ユウナ
「ユウナの未来を作るのはユウナなんだ 思い通り生きてごらん
「それがどんな道であろうと 父さんは応援するぞ
「父さんは いつもおまえといっしょにいるよ

<終了>

 

 

<海の遺跡・沈んだ広間>

ワッカ
「どした? なんかあるのか?

ティーダ
「前ここで デカイ魔物に食われかけてさあ
「仕返しだ!

ワッカ
「しゃあねえなあ…… うっし! つきあったるか!

<戦闘:ジオスゲイノ>

<ジオスゲイノを撃破>

<戦闘終了>

 

<祈り子の間>

ユウナ
「シーモア老師の 母君ですね

【シーモアの母】
「知っていて わたしの力を求めるのですか
「息子を……憎んでいたのでしょう?
「……よいのです
「憎しみの始まりはあの子 あの子のせいなのですから
「そしてあの子を ゆがめてしまったのは わたしのあやまち……
「グアドとヒトとの間に生まれたあの子は ずっとひとりでした
「ですから ひとりで生きてゆける力を与えたくて……
「わたしは祈り子になったのです
「けれど……
「あの子は力を得たあまり 逆に力にとりつかれてしまいました
「わたしの力では満足できず より大きな力を求めて……

ティーダ
「そんで『シン』かよ

【シーモアの母】
「ええ……
「おいでなさい 召喚士  わが力を さずけましょう
「暗黒の召喚獣 アニマ
「呪われた闇の力で あの子がめざした『シン』を消してください
「それが あの子へのせめてもの つぐないです……

 

<アニマの名前入力画面>

 

 

<レミアム寺院・祈り子の間>

【祈り子】
「あたしたちは なぜ気づかなかった…… 夢を終わらせること……
「なぜスピラに留まろうとしたのだろう…… 長い時の中であたしたちは忘れていた……
「前に進むことを忘れ…… 変わることを忘れていた……

 

<召喚獣メーガス三姉妹(ドグ・マグ・ラグ)の名前に有力画面>

 

 

<オメガ遺跡・下層>

ティーダ
「なんだよ ここ?

ルールー
「700年くらい前……
「エボンの教えにそむいた僧官が処刑されたわ

ワッカ
「ああ 反逆者オメガだろ?

ユウナ
「オメガは寺院をうらみ 魔物となってスピラをさまよう……

ワッカ
「くらーい地面の下が好きだって言い伝えだよな

ティーダ
「それが ここ?

アーロン
「おじけづいたか

ティーダ
「んなワケねえだろう!

 

ワッカ
「マジですか……

<戦闘:アルテマウェポン>

<アルテマウェポンを撃破>

<戦闘終了>

アーロン
「今のはオメガではないな
「オメガが生み出した影のひとつにすぎまい

ワッカ
「んじゃ まだホンモノがいるってか!?

ティーダ
「オメガ 出てこーい!

ユウナ
「会えたら……異界に送ってあげようか

 

<上層>

アーロン
「どうやら 本物のお出ましのようだな

<戦闘:オメガウェポン>

<オメガウェポンを撃破>

<戦闘終了>

アーロン
「異界で眠りにつくがいい スピラは死人のものではない

 

 

<ナギ平原・谷底>

リュック
「ここ ナニ〜?

ルールー
「奥に祈り子様がいらっしゃるわ
「……魔物もね

ワッカ
「おい……ここか

【ルールー】
「うん

ティーダ
「なんか あったの?

ルールー
「私が初めてガードをつとめた召喚士……
「ここで死んだの
「行きましょう ユウナ  祈り子様が待ってるわ

 

<盗まれた祈り子の洞窟>

リュック
「う〜……
「な〜んでこんなとこに祈り子があるんだろう?

ティーダ
「オレに聞くかあ?

ルールー
「ずいぶん前に 寺院から盗まれたそうよ

ティーダ
「は?

アーロン
「祈り子がいなければ 召喚士は修行にならん
「修行が足らねば 究極召喚も手に入らん
「究極召喚がなければ 『シン』と戦えん
「そういうことだ

リュック
「そしたら 召喚士も死なない?

ワッカ
「ま そう考えた奴が盗んだんだろう

ティーダ
「犯人の気持ち……わかるな

【リュック】
「うん

 

ワッカ
「ちっ! グアドの魔物か!?

キマリ
「ちがう 死者だ

ルールー
「やはり…… あなたなのですね ギンネム様
「私が……未熟だったばかりに……

<ユウナ、異界送りをしようとすると、ギンネムの波動に阻まれる>

ルールー
「もう 人の心はなくしてしまったのですね
「わかりました
「ガードとしての最後のつとめ 果たさせていただきます

<戦闘:ギンネム>

<ギンネム、“ようじんぼう”を召喚>

<そのまま戦闘:ようじんぼう>

<ようじんぼうを撃破>

<戦闘終了>

ルールー
「不思議ね もっと悲しいと思ってた
「人と別れることに 慣れすぎたのかな

ワッカ
「強くなったんだろ

ルールー
「そうだね……
「そうだといいね
「ユウナ 祈り子様はこの奥  祈りを捧げていらっしゃい

 

<祈り子の間>

【用心棒】
「我こそは無頼の剣客 音に聞こえた用心棒
「召喚士に問う  そなた なにゆえ我を求める?

<選択肢:「召喚士としての修行のため」or「魔物をけちらす力を得るため」or「真に強い敵を倒すため」→「真に強い敵を倒すため」を選択>

【用心棒】
「我の力を求めるならば ふさわしい銭を納めよ
「これでどうだ?

<用心棒、25万ギル提示。→25万ギル納める>

【用心棒】
「よかろう 客と認めたぞ  片手間にひと働きしてやろう
「召喚士よ そなたの旅路 我が剣術にて守ろうぞ

 

<ようじんぼうの名前入力画面>

 

 

<グアドサラム>

トワメル
「このグアドサラムに 今さら なんの用ですかな

ティーダ
「やろうってのかよ!

トワメル
「この老いぼれを痛めつけて気がすむのなら……
「煮るなり焼くなり ご勝手になされい

【ティーダ】
「ええ?

トワメル
「シーモア様亡きあと 新たな族長もおられぬ
「もはやグアドは『シン』に滅ぼされるのを待つばかり
「ならば今ここで殺されてもかまうものか
「ジスカル様とシーモア様のおそばに行けるなら……
「素っ首 たたき落とされても いっこうにかまわん

<トワメル、去る>

 

【住民A】
「みんなみんな死んじゃうんだ グアドもヒトもロンゾもアルベドも!
「『シン』だけが残るのさ ずうっと ずうっとね……

 

<民家>

【住民B】
「シーモア様のせいで 多くの命が異界に消えていったのは たしかだ
「でもオレは少し前まで あの方をとても尊敬していたんだ
「突然 手の平を返したように悪口を言うのは 男らしくないと思う
「くだらない意地かもしれないが もう意地しか 守るものがないんだよ

 

【住民C】
「グアドの悲劇は ヒトの血が混じった者を族長にしたむくいかも しれませんな
「すべての責任はシーモアひとりにある そういうことです

 

<異界>

ルールー
「まだ 私は何者にもなっていないんです
「……旅が全部終わったらまた報告に来ますね
「良い報告 持ってきますね

 

トワメル
「慈悲ぶかきジスカル様と賢明なるシーモア様
「おふたりに お仕えした日々は ほんに楽しゅうございました
「残されたわれらも いずれ『シン』に滅ぼされて異界にまいります
「異界でも 生前と変わらずご奉公いたしますぞ
「たとえ『シン』が消え去っても 族長なきグアドに明日はない

 

 

<『シン』の体内・なげきの園>

シーモア
「ふふふ……

ティーダ
「しつっこい奴だな

シーモア
「『シン』は私を受け入れたのだ
「私は『シン』の一部となり 不滅の『シン』と ともにゆく
「永遠にな

ティーダ
「吸収されただけじゃねえか

シーモア
「いずれ内部から支配してやろう  時間は……そう 無限にある
「おまえたちがユウナレスカを滅ぼしたおかげで……
「究極召喚は永久に失われ 『シン』を倒すすべは消えた
「もはや誰も『シン』を止められん

ティーダ
「止めてやるよ

<シーモア、最終形態へ>

シーモア
「ならは『シン』を守らねばならんな
「感謝するがいい 私はおまえの父親を守ってやるのだ

<戦闘:シーモア:最終異体>

シーモア
「おまえのほしがる救いや希望は スピラのどこにもありはしない!
「永遠の安息を受け入れるがいい!

<シーモア:最終異体を撃破>

<戦闘終了>

シーモア
「ばかな……

ワッカ
「今だ! 異界に送っちまえ!

ユウナ
「はいっ!

<ユウナ、異界送りをする>

シーモア
「私を消すのは やはりあなたか
「私を消しても…… スピラの悲しみは消えはしない

<シーモア、異界へ消える>

ティーダ
「『シン』ごと消してやるよ

 

<夢の終わり>

ジェクト
「おせえぞ アーロン

アーロン
「……すまん

<ジェクト、ティーダのほうへ向く>

ジェクト
「よお

ティーダ
「ああ

ジェクト
「へっ! 背ばっか伸びて ヒョロヒョロじゃねえか!
「ちゃんとメシ食ってんのか ああん?
「でかくなったな

ティーダ
「まだ あんたの方がデカイ

ジェクト
「はっはっは!
「なんつってもオレは 『シン』だからな

ティーダ
「笑えないっつーの

ジェクト
「ははは……
「じゃあ まあ なんだ その……
「ケリ つけっか

ティーダ
「オヤジ

ジェクト
「おお?

ティーダ
「……ばか

ジェクト
「はははは……
「それでいいさ
「どうすりゃいいか わかってんな

ティーダ
「ああ!

ジェクト
「もう 歌もあんまし聞こえねえんだ
「もうちっとで オレは…… 心の底から『シン』になっちまう
「間に合って助かったぜ
「んでよ……
「はじまったら…… オレは こわれちまう
「手加減とか できねえからよ!
「すまねえな

ティーダ
「もう いいって!
「うだうだ言ってないでさあ!

ジェクト
「……だな

<ジェクト、後ろへ振り返り、歩む。→止まって…>

ジェクト
「じゃあ……いっちょやるか!!

<そしてもう一度ティーダの方へ振り返り、両手をクロスさせる>

【ルールー&ワッカ&リュック&アーロン】
「くっ!

<光をジェクトの体内に生め込めて、一歩一歩後退する>

【ユウナ】
「はぁっ!

<ティーダ、たまらず追いかける>

【ティーダ】
「うっ……くっくっ……うう……!!
「うう……うわあ!

<ジェクト、落ちる。→ティーダ、止まる>

【ティーダ】
「う……う……

<大地が揺れ出す>

【ティーダ】
「あ……あ……

<すると>

【ジェクト】
「うわああ!!!

<巨大化・モンスター化したジェクトが下から登ってきた。→ティーダ、剣を出す>

ティーダ
「すぐに終わらせてやるからな!
「さっさとやられろよ!

<ラストバトル:ブラスカの究極召喚&ジュ=パゴダA&B>

<ブラスカの究極召喚を撃破>

<戦闘終了>

<元に戻ったジェクト、倒れ込むと、ティーダが駆け付けて、優しく抱き支える>

ジェクト
「泣くぞ すぐ泣くぞ  絶対泣くぞ ほら泣くぞ

<ティーダ、涙を流す>

ティーダ
「う……うう……
「……だいっきらいだ

ジェクト
「はは……まだ早いぜ

ティーダ
「全部 終わらせてから……だよな

ジェクト
「わかってるじゃねえか さすがジェクト様のガキだ

ティーダ
「初めて……思った
「あんたの息子で……よかった

ジェクト
「……けっ

ユウナ
「ジェクトさん……
「あの……

<ユウナ、駆け寄ろうとすると>

ジェクト
「ダメだ ユウナちゃん! 時間がねえ!

<エボン=ジュが現れ、周りを飛び回る>

ティーダ
「邪魔すんじゃねえ!

ジェクト
「ユウナちゃん わかってんな?
「召喚獣を……

<祈り子、現れる>

祈り子
「僕たちを!

ジェクト
「呼ぶんだぞ!

祈り子
「呼ぶんだよ!

<ジェクト、消える>

ユウナ
「……はい

ルールー
「来るよ!

ティーダ
「ユウナ!

 

<ここで、ヴァルファーレ、イフリート、シヴァ、バハムート、アニマ、ようじんぼう、メーガス三姉妹を順々に召喚して、エボン=ジュに乗り移らせ、倒していく>

 

<エボン=ジュ、行き場をなくす>

 

ティーダ
「みんな!
「いっしょに戦えるのはこれが最後だ よろしく!

ワッカ
「へっ?

ティーダ
「なんつったら いいかな……
「エボン=ジュを倒したら オレ……消えっから!

ルールー
「あんた なに言ってんのよ!?

<ティーダ、青ざめるユウナを通りすぎて、戦闘体勢に入る>

ティーダ
「さよならってこと!

リュック
「そんなぁ……

ティーダ
「勝手で悪いけどさ!
「これが俺の物語だ!

<ファイナルバトル:エボン=ジュ&ジュ=パゴダA&B>

<エボン=ジュを撃破>

<戦闘終了>

 

 

<ビサイド村>

【ビサイド住民たち】
「うおおっ!
「すごいっ!!

 

<ガッタ、そしてルチル、エルマ、上空(ティーダたち)へ向かって一礼をする>

 

<各寺院の祈り子たち、その機能を失い、消える…>

 

 

<ユウナ、召喚獣を異界送りする。→すると、アーロンが消えかかる>

アーロン
「続けろ

ユウナ
「でも……

アーロン
「これでいいさ
「10年待たせたからな

<アーロン、前へ一歩一歩進み、ティーダたちへ振り向く>

アーロン
「もう おまえたちの時代だ

<アーロン、消え去る>

 

<『シン』、消滅>

 

<ティーダの体も消えかかる>

ティーダ
「ああっ……!
「オレ 帰らなくちゃ

<ユウナ、かぶりをふる>

ティーダ
「ザナルカンド 案内できなくて ごめんな
「じゃあな!

<ティーダ、走り出す>

【リュック】
「えっ……?

ワッカ
「おい!

リュック
「また会えるんだよね? ねえ!?

<ユウナ、駆け出す>

キマリ
「ユウナ!

【ティーダ】
「え……?

<ティーダ、止まって、振り向くと、ユウナが来る。→ユウナ、ティーダに抱きつこうとするが、ティーダの身体を透けて、倒れ込む>

【ユウナ】
「あっ……!

【リュック&ワッカ&ルールー】
「ああ!

<ユウナ、ゆっくり起きあがり、涙を我慢して上を向く>

ユウナ
「ありがとう

<ティーダ、後ろから抱き締める。→そして、ユウナを透けて前へ進む>

【ユウナ】
「あっ……

<ティーダ、意を決して、走り出す。→空へ飛び込む。→ブラスカ、アーロンを通り過ぎて、ジェクトの幻影とハイタッチ>

 

 

<そして…数日後>

<ユウナ、ルカの海岸で、指笛をしきりに吹いている。→そこへ、ルールーが来て>

ルールー
「ユウナ そろそろ……

 

<ブリッツスタジアム>

<歓声があがるなか、ユウナ、演説台にあがる>

ユウナ
「多くの……数え切れない犠牲がありました
「何をなくしたのか わからないくらい たくさん……なくしました
「そのかわり……
「もう 『シン』はいません
「もう 復活もしません

<ここで群集が一気に盛り上がる。→再びおさまって…>

ユウナ
「これから……
「これからは わたしたちの時代……だよね
「不安なこと いっぱいあるけど 時間もいっぱいあるから……
「だから だいじょうぶだよね
「力を合わせて いっしょに歩けるよね

<ユウナ、後ろの仲間の方へ向く。→歓喜、ふたたび>

【ワッカ】
「へへっ

ユウナ
「ひとつだけお願いがあります
「いなくなってしまった人たちのこと 時々でいいから……

<ユウナ、旅の始まりから終わりまで、走馬灯のように思い出す>

ユウナ
「思い出してください

 

<エンディングスタッフロール>



素敵だね

Lyrics:Kazushige Nojima

 

風が 寄せた 言葉に

泳いだ 心

雲が 運ぶ 明日に

弾んだ 声

 

月が 揺れる 鏡に

震えた 心

星が 流れ こぼれた

柔らかい 涙

 

素敵だね

二人手をとり 歩けたなら

行きたいよ

キミの街 家 腕の中

 

その胸

からだあずけ

宵にまぎれ

夢見る

 

 

風は 止まり 言葉は

優しい 幻

雲は 破れ 明日は

遠くの 声

 

月が にじむ 鏡を

流れた 心

星が 揺れて こぼれた

隠せない 涙

 

素敵だね

二人手をとり歩けたなら

行きたいよ

キミの街 家 腕の中

 

その顔

そっと触れて

朝に溶ける

夢見る

 

Music:Nobuo Uematsu

Arrangement:Shiro Hamaguchi

Vocal:RIKKI

 

 

<水の中、ティーダ、目を覚まし、水面へ上がる…>

 

 

THE END

<終劇>


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