FF10-P.L.SCENARIO_05
ミヘン・セッションヘ・・・
-The prologue to the
worst end.
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<ミヘン街道・南端>
<階段を駆け上がる>
【ティーダ】
「んっんっんっんっんっんっんっ
<ティーダ、伸びをする>
【ティーダ】
「ふー んー
【老人】
「ミヘン様の像ですわ
「800年前 後に討伐隊に発展する組織を作った方ですな
「ミヘン様の組織は数年でスピラ中に広がっていったのですが……
「エボンの老師たちは 寺院への反乱組織ではないかと疑いましてな
「その申し開きのために ミヘン様が進んだのが この街道なのですわ
「ミヘン様は老師たちに堂々主張し 結果 組織は寺院公認となったのです
「さらに寺院は組織に討伐隊の名を贈り 依頼 討伐隊はエボンの名のもと……
「あとは ごぞんじの通りですな
「街道とはいえ 魔物は少なくないですぞ お気をつけてくだされ
<戦闘:ラルド>
ティーダ
「ヘッ! ニブそうなヤツ!
アーロン
「その分しぶとい おまえは手を出すな
ティーダ
「なめんなよ こんなの一撃だっ!
<ティーダ、攻撃する>
ティーダ
「かってー!?
<アーロンが攻撃し、ラルドを撃破>
ワッカ
「やっぱ アーロンさんはすっげえぜ!
ティーダ
「ちぇっ 腕自慢かよ
<戦闘終了>
【若者】
「おっ! ガードさんか こいつで召喚士様を守ってくれよ
<ティーダ、『スティンガー』をもらう>
【少女】
「よかったら これ使ってね ガードさん
<ティーダ、『毒消し』を2個もらう>
【メイチェン】
「あの残骸がなんだかごぞんじですな?
ティーダ
「……昔の都市?
【メイチェン】
「そう いにしえの都市の残骸
「こいつらを見るたびに あたしは『シン』の大いなる力を実感するのです
「それにくらべると人間なんぞ 虫ケラ同然ですわ
ユウナ
「けれども『シン』を倒せるのも人間だけだと思います
【メイチェン】
「よいお答えです 安心しましたぞ 召喚士様
「失礼 申しおくれました あたしはメイチェンというものです
「スピラの歴史や……そうですな 真実の姿を知ろうと旅をしております
「研究のために 各地を旅しとるんですが いや 痛ましいものですわ
「どこでも 人々の笑顔はいつわりの笑顔 『シン』の名を聞けばサっと消える
「民の笑顔を本物に 召喚士様 たのみますぞ
ユウナ
「はい
<すると、チョコボに乗った3人がやって来る>
【ルチル】
「召喚士様ご一行ですね?
ユウナ
「はい ユウナと申します
【ルチル】
「ジョゼ討伐隊チョコボ騎兵隊所属のルチルです
【エルマ】
「同じくエルマです 街道の警備をまかされております
ルチル
「このあたりには チョコボをねらう大型の魔物が出没します
「チョコボご利用の際は くれぐれもお気をつけください
ユウナ
「わかりました ご忠告 感謝します
ルチル
「では われわれは任務がありますのでこれで
エルマ
「旅のご無事をお祈りいたします
<3人、去る>
ティーダ
「大型の魔物かあ……
「退治してやろっか?
アーロン
「なぜだ?
ティーダ
「みんな困ってんだろ?
アーロン
「みんな困っている……か
「フフ フフフ……
ティーダ
「なーんスか
アーロン
「ジェクトもよく同じことを言っていた
【ティーダ】
「あ
アーロン
「おかげで 俺とブラスカはいつもめんどうに まきこまれてな
【男】
「なんかデッカイ作戦がおっぱじまるんだってよ
【召喚士らしき女性】
「ほう 召喚士様ご一行か
ユウナ
「あなたも召喚士ですね?
【ベルゲミーネ】
「ベルゲミーネだ おまえは?
ユウナ
「ユウナと申します
ベルゲミーネ
「ああ 噂は聞いている 大召喚士の娘だな
「とはいえ 見たところまだ駆け出しのようだが
ユウナ
「ええ まあ……
ベルゲミーネ
「なら 修行に協力してやろうか?
【ユウナ】
「え?
ベルゲミーネ
「おまえの召喚獣と私の召喚獣で ひとつ腕比べといこう
「一対一の勝負ということさ
「なに 手加減はする さ どうする?
<選択肢:「たたかう」or「やめとく」→「たたかう」を選択>
ユウナ
「やってみます
ベルゲミーネ
「よろしい では 始める前に……
「おまえの召喚獣は いやされた 遠慮はいらない……来なさい
<戦闘:(ベルゲミーネの召喚獣)>
<ベルゲミーネ、イフリートを召喚>
ベルゲミーネ
「召喚獣とどれだけ心を通じ合わせたか 見せてもらおう
<ユウナの召喚獣、やられる>
ベルゲミーネ
「未熟だな
<戦闘終了>
ベルゲミーネ
「まだ修行が足らんな
「だが よくがんばった
<『旅人の腕輪』をもらう>
ベルゲミーネ
「おまえは筋がいい
「たゆまず修行をすれば 『シン』をやれるかもな
ユウナ
「はい!
「でも わたしより先に あなたが倒してしまいそうですが……
ベルゲミーネ
「私には無理だ
【ユウナ】
「え?
ベルゲミーネ
「いや…… 無理だった と言うべきかな
ユウナ
「じゃあ……
ベルゲミーネ
「ではな ユウナ いずれまた会おう
<ベルゲミーネ、去る>
<南部>
【母親】
「召喚士さま!
【少女】
「ショーカンシさまなの?
ユウナ
「うん ユウナっていうの
【ヒクリ】
「ヒクリ
ユウナ
「こんにちは ヒクリ
ヒクリ
「ユウナさま ナギセツ つくってくれる?
ユウナ
「はーい 楽しみ待っててね
ヒクリ
「やった〜!
【母親】
「ユウナさまのナギ節 楽しみに待たせていただきますね
ユウナ
「はい がんばります
【母親】
「ガードの皆様もご苦労さまです
<ヒクリとその母親、手を振って帰る>
ティーダ
「ナギセツって なに?
ルールー
「ナギ節は『シン』がいない期間のこと
「召喚士が『シン』を倒してから 次の『シン』が現れるまでの期間よ
【ティーダ】
「あ〜?
ユウナ
「『シン』は……生まれ変わるの
ティーダ
「そーかあ!
「ヘンだと思ってたんだよな
「ユウナのオヤジさんが10年前に『シン』を倒したんだろ?
「それなのに まだ『シン』がいるのはどういうわけだ? ってさ
「でもさ……『シン』が生まれ変わるのを知ってて……
ユウナ
「それでも『シン』を倒すのは無駄……なんて 言わないでね
たとえどんなに短くても……
『シン』におびえることなく
安心して眠れる日々……
なにものにも代えられない
大切な時間を生み出すこと……
それを無駄になんて
言わないで……
あの時のユウナの言葉
よくおぼえてるよ
【討伐隊員A】
「魔物の炎を防ぐ道具です 召喚士様 使ってください!
<ティーダ、『炎神の指輪』をもらう>
<中央部>
【討伐隊員B】
「作戦前の景気づけだ! ほらよ もってきな!
<ティーダ、『Lv.1キースフィア』をもらう>
【討伐隊員C】
「作戦前に買いすぎてしまって…… よかったら 使ってください
<ティーダ、『毒消し』を4個もらう>
【討伐隊員D】
「備えあれば……だ これで準備を整えるといい
<ティーダ、600ギルをもらう>
【討伐隊員E】
「魔物が多いから気をつけて ほら 危なくなったら使いなよ
<ティーダ、『ハイポーション』をもらう>
ガッタ
「おう 試合見たぞ! オレ 感動しちゃったよ!
ルッツ
「よかったな ワッカ
<すると、チョコボ騎兵隊が来る>
エルマ
「なにサボってるんですか?
ガッタ
「それは……えーっと 召喚士様のご一行が……
ルチル
「余裕があるのは結構だが 作戦準備は一刻を争う
「わかるな?
ルッツ
「はっ! 申し訳ありません!
ルチル
「よろしくたのむ
<チョコボ騎兵隊、去る>
ルッツ
「な 素直に頭を下げといた方がうまく行くんだよ
ガッタ
「なるほど……
【ユウナ】
「ふっ ふふふ……
ルッツ
「ユウナちゃん
「オレんちは寺院から破門されたけど……
「いつでも あんたのことは応援してる それは変わらないからな
ユウナ
「ありがとう ルッツさん ガッタくん
「でも もし できることなら このままビサイドへ帰って……
ガッタ
「行きましょう 先輩!
【討伐隊員F】
「『シン』を倒せば文句ないだろ!
【エボン巡回僧の女性】
「しかし エボンの教えでは……
【討伐隊員F】
「しつこいなあ!
【エボン巡回僧の女性】
「しつこい……ですか……
<討伐隊員、去る>
ユウナ
「どうかされましたか?
【エボン巡回僧の女性】
「召喚士様……ですか?
ユウナ
「はい ユウナといいます
【シェリンダ】
「お会いできて光栄です
「わたしはシェリンダと申します 巡回僧をつとめております
ワッカ
「モメてたのは 例の討伐隊の作戦のことか?
ティーダ
「ルッツとガッタが言ってた大作戦のことか?
シェリンダ
「機械を使うと聞いて なんとか止めたいと思いまして……
ティーダ
「へ? なんで?
ルールー
「彼らは寺院が禁止している機械を使おうとしているらしいのよ
ワッカ
「まずいッスよねえ?
アーロン
「使えるものは なんでも使えばいい
「『シン』を倒せるとは思えないが
シェリンダ
「倒せる倒せないの問題ではないのです
「教えに反することが問題なのです
ワッカ
「そ そうだよな
シェリンダ
「でも 討伐隊のみなさんは まったく話を聞いてくれません
「わたしが僧として 未熟だからですね……
ユウナ
「がんばりましょうねっ!
「わたしも駆け出しの召喚士で まだまだ未熟者です
「でも 自分のことを未熟だと言ってしまったら……
「なんだか言いわけみたいだと思いませんか?
シェリンダ
「そうですね! わたし もっとしっかりしないと!
「ありがとうございます ユウナ様
「わたし なんだか うまくやれそうな気がしてきました
「巡回僧の おつとめがんばって いつか寺院付きの層になりますね
<旅行公司前>
アーロン
「ここで休んでいく
ワッカ
「でも これ アルベド人の店っすよ
アーロン
「なにか問題でもあるのか?
ワッカ
「アルベドは教えに従わないし それに ほら ルカでは……
「あいつユウナをさらったんですよ
アーロン
「ガードがだらしないからだな
【ワッカ】
「げっ!
ユウナ
「アーロンさんは ワッカさんの体調を気にして……
ワッカ
「オレはだいじょうぶだ〜!
アーロン
「俺が疲れたんだ
<一行、しぶしぶアーロンに従う>
<そして…>
<旅行公司>
ティーダ
「眠れるかっつーの
ルールー
「こんなにゆっくりできるのは 最後かもしれないからね
シェリンダ
「アルベド人経営の店と聞いていますが……
「どうやら教えに反するものは置いていないようで安心しました。
<ティーダ、旅行公司を出ると、綺麗な夕陽に目を奪われる>
ティーダ
「ほ〜 すっげぇー
キーリカで見たのとは ぜんぜん違っていた
静かで優しい夕陽だった
ティーダ
「な〜にしてるッスか?
【ユウナ】
「あっ うんっ……
<ティーダ、ユウナに駆け寄る>
ユウナ
「きれい……
ティーダ
「だよな
ユウナ
「こんなふうに おだやかな世界でね
「毎日 にこにこして暮らせたらいいのにな……
ティーダ
「ユウナが『シン』を倒せば そうなるんだろ?
ユウナ
「うん……
「また 新しい『シン』が生まれちゃうけどね
ティーダ
「そうなったら また倒せばいいよ
ユウナ
「そう……できたらいいなあ
ティーダ
「ユウナなら できるって 他の召喚士に負けんなよ
「でも なんで『シン』は復活するんだ?
ユウナ
「『シン』は人間に与えられた罰だから
「罪が許されるまで 『シン』は消えないの
ティーダ
「どうしたら罪は許されるんだ?
ユウナ
「うーん……
ティーダ
「だいたい 罪ってなんスか?
「ああ 機械使って楽したことか ああー えっ? でも それって そんなに悪いことか?
ユウナ
「へんなの……
ティーダ
「ん?
ユウナ
「小さなころから あたりまえだと思ってたのに……
「悪いから悪いと思ってたけど ほんとは……わからない
「知らないこと たくさんあるんだ
ティーダ
「それじゃ オレといっしょだ
<ティーダ、メイチェンの真似をして…>
ティーダ
「召喚士がそんなことではいけませんぞ
「似てた似てた?
ユウナ
「うっ ふふふ…… ダメだよ そんな失礼なこと
【ティーダ】
「あははははは!
<ティーダ、伸びをする>
ティーダ
「う うーん はあ……
「あのさ
「試合中は 試合のことだけに集中しないと ピリっと動けないんだ
ユウナ
「うん
ティーダ
「うん…… うーん……ああっ
「最前列右から5番目の女の子かわいい! とか……
「デートするなら どこ行こう? とか 考えてると負けちゃうんだよな
「だからユウナも 先のことは後でゆっくり考えるッスよ
「めんどくさいこと考えんのは 『シン』を倒した後でいいだろ
ユウナ
「……そうだね
ティーダ
「でもさ あんなデッカイの どうやって倒すんだ?
ユウナ
「究極召喚
「『シン』を倒しうる唯一の力 究極召喚
「その力を身につけるのが わたしたち召喚士の旅の目的なの
「究極召喚の祈り子様は 北の果てで召喚士を待ってるんだ
「さいはての街 ザナルカンド
ティーダ
「ザナルカンド!?
<すると…>
アーロン
「かんちがいするな 1000年前に滅んだ都市の遺跡だ
ティーダ
「本当に遺跡なのか?
ユウナ
「そう聞いてるけど……
アーロン
「信用できなければ 自分の目でたしかめることだな
「ユウナ そろそろ中へ入れ
<アーロン、去る>
ユウナ
「ザナルカンド いっしょに行けるかな
ティーダ
「うん……行く
【ユウナ】
「うんっ……
ティーダ
「ザナルカンドへ行って 自分の目でたしかめるよ
それはオレのザナルカンドじゃない
って たしかめたかった
<翌朝>
<旅行公司>
【少年】
「ガードの人だよね これ 役に立つと思うよ
<ティーダ、『Lv.1キースフィア』をもらう>
【少年】
「使い方はスフィアモニタでわかるよ もう見た?
<選択肢:「見た」or「見てない」→「見た」を選択>
【少年】
「じゃ だいじょうぶだね
<ティーダ、旅行公司を出ようとすると、誰かとぶつかる>
【ティーダ】
「でっ!
【リン】
「すまない
ティーダ
「は?
【リン】
「ああ これは申し訳ない
「『すまない』と言うつもりが ついアルベド語が出たようで
ティーダ
「あんた アルベド人なのか
【リン】
「私はリン この店のオーナーです
「はじめまして
「『はじめまして』という意味ですな
ティーダ
「ああ じゃ オレも『マギレヤキセ』
リン
「うむ
「もし興味があれば……
「アルベド語学習用の本が スピラのあちこちに置いてあります
「それを見つけて アルベド語をマスターするのも楽しいですよ
「お近づきのしるしに一冊進呈しましょう
「でも あんまり得意になって話すと きらわれるかもしれませんね
<ティーダ、『アルベド語辞書第8巻』をもらう>
ティーダ
「ああ……アルベド人はきらわれてるみたいだもんなあ
リン
「ざんねんな ことです
<すると…>
【女性】
「いやーーー!
「だ だれか助けて! チョ チョコボが〜!
アーロン
「おい 出番だ 魔物を倒すんだろう
【ティーダ】
「え?
リン
「おお それはありがたい! これを使ってください!
<ティーダ、『メガポーション』を2個もらう>
ティーダ
「あ?
ルールー
「チョコボ乗り場へ行くわよ
<戦闘:チョコボイーター>
<チョコボイーター、転倒>
アーロン
「今だ! 一気に攻めて押し返す!
<チョコボイーターに押される>
アーロン
「崖の下へ落とすつもりか……
<ティーダたち、ついにチョコボイーターに押し出され、崖から転倒>
<戦闘終了>
<旧道南部>
アーロン
「先が思いやられるな
ティーダ
「起きてすぐだもん 仕方ないって
「あんただっていたクセにさ
アーロン
「あれを倒してやろうと言ったのはおまえだ
「寝起きがつらいなら ずっと起きていろ
ティーダ
「むちゃくちゃ言うな……
オオアカ屋
「旧道に降りたのは失敗だったぜ
「人通りが少なくて商売にならねえ
「なあ なんか買ってかねえか?
<選択肢:「ちょっとみせて」or「オオアカ屋に投資」or「間に合ってる」→「間に合ってる」を選択>
オオアカ屋
「討伐隊が やたら張りきってるが なにが始まるってんだ?
ルチル
「召喚士様……こっちの道へ?
ティーダ
「ワケアリッス
ルチル
「なるほど……
「街道の終点は あちらです
「しかし現在 作戦展開中のため 終点から先は通行止めとなっています
「召喚士様が通れるかどうかは 検問の隊長にご相談ください
<旧道北部>
シェリンダ
「わたしのうわさが広がったらしくて……
「討伐隊の方たちが無視するんです……
<北端>
ドナ
「何度も言わせないでちょうだい 私はね 召喚士なのよ!
【見張り】
「申し訳ありませんが! どうかご理解ください!
ドナ
「召喚士の旅を邪魔するなんて なに考えてるわけ?
【見張り】
「申し訳ありませんが! 例外は ありません!
ドナ
「話にならないわね!
<ティーダたち、駆け寄る>
ドナ
「あら あなたたち……
「見ての通り 召喚士も通行止めよ
「結局は召喚士をたよることになるのに ぜんぜんわかってないんだから
「まあ いい機会だから 戻って休むことにするわ
「行きましょ バルテロ
<ドナ、バルテロ、去る>
【見張り】
「この先の通称キノコ岩街道で! 討伐隊による作戦が展開されます!
ガッタ
「ビサイドのガッタとルッツです
ルッツ
「こいつが最後のオトリです
【隊長】
「遠方からご苦労だったな さあ 通ってくれ
ガッタ
「今度 ブリッツ教えてくれよな!
ルッツ
「ちょっと行って 『シン』を倒してくるから 待ってろよ
【隊長】
「すまないが 通行止めだ
「あんたたち 召喚士様とガードだろ? 迷惑かけてすまないな
<選択肢:「気にすんなって」or「作戦のこと聞きたい」→「作戦のこと聞きたい」を選択>
【隊長】
「なんだ 知らなかったのか……
「各地で捕獲された『シンのコケラ』が 続々とここに運ばれてきている
「『シンのコケラ』がいる場所に 『シン』は現れるんだろ?
「この習性を利用して 『シン』をおびき出すんだ
「本作戦【ミヘン・セッション】の最大の特長はアルベド人との共闘にある
「われわれ討伐隊が『シン』をおびき出し アルベド人がトドメを刺す
「『シン』を倒したいという気持ちは われわれもアルベド人も変わらないからな
<そこへ、シーモア一行と出くわす>
シーモア
「また お会いできましたね ユウナ殿
ユウナ
「は はいっ!
シーモア
「どうしましたか? お困りのようですが
ユウナ
「実は……
シーモア
「なるほど
<シーモア、検問の隊長に歩み寄る>
【隊長】
「お待ちしておりました 作戦司令部にご案内いたします!
シーモア
「その前に たのみがある
【隊長】
「はっ! なんなりと!
シーモア
「召喚士ユウナ殿とガードたちも 通してほしいのだが
【隊長】
「お言葉ですが シーモア様……
シーモア
「君に迷惑をかけない 責任はすべて私が取る
【隊長】
「かしこまりました 通行を許可します
シーモア
「さあ どうぞ
ユウナ
「あ……ありがとうございます
<シーモア、先へ進む>
ルールー
「ユウナ 行くわよ
ユウナ
「う うん!
ティーダ
「えっらそうなヤツ
ワッカ
「えらそうじゃなくて ほんとにえらいんだよ
【ティーダ】
「うう〜
<キノコ岩街道・入り口>
【隊長】
「シーモア=グアド老師 ご来臨
シーモア
「スピラの各地より集いし 勇敢なる討伐隊諸君
「おのれの選んだ道を信じ 存分に戦うがよい
「君たちの勇戦 エボンの老師このシーモアが しかと見届けよう
【討伐隊メンバー】
「はっ!
ワッカ
「どういうことだ あれ
「どうしてシーモア老師は 討伐隊を応援するんだ?
「アルベド族の機械を使う作戦だぞ? 教えに反する作戦だぞ?
ユウナ
「教えに背いているけど みんなの気持ちは本当だと思うな
「シーモア様も そう思っていらっしゃったんだよ きっと
ワッカ
「おい ルー!
ルールー
「……ただの視察じゃない?
アーロン
「本人に聞くんだな
<シーモア、アーロンの前へ>
シーモア
「やはりアーロン殿でしたか お会いできて光栄です
「ぜひ お話を聞かせてください この10年のことなど……
アーロン
「俺はユウナのガードだ そんな時間はない
<アーロン、先へ行く>
シーモア
「それはそれは……
「アーロン殿がガードとは 心強いですね
ユウナ
「は はい!
シーモア
「どうか そんなに緊張なさらずに
ワッカ
「あの……
「シーモアサマは……
「なぜにここに いらっしゃられマスのでしょうか?
シーモア
「ふだんの言葉でどうぞ
ワッカ
「ええと エボンの教えに反する作戦 止めないと マズくないっすか?
シーモア
「たしかに……そうですね
「しかし……
「討伐隊もアルベド族も スピラの平和を真剣に願っています
「彼らの純粋な願いがひとつになって ミヘン・セッションが実現するのです
「エボンの教えに反するといえど 彼らの志は純粋です
「エボンの老師としてではなく 等しくスピラに生きる者として……
「シーモア=グアド個人として 私は声援を惜しまないつもりです
ワッカ
「でも アルベド族の機械はマズいっすよ
シーモア
「見なかったことにしましょう
ワッカ
「え……
「老師様がそんなこと言ったら みんなに示しがつかないっすよ!
シーモア
「では 聞かなかったことに
ワッカ
「マジっすか〜!
<シーモア、去る>
初めて見たときから
シーモアは好きじゃなかった
でも このときは シーモアのほうが
いいこと言ってると思ったんだ
【討伐隊員A】
「道中 用心してください この品が役に立つかもしれませんよ
<ティーダ、『エーテル』をもらう>
【討伐隊員B】
「討伐隊から物資の配給だ これを取っておいてくれっ!
<ティーダ、『フェニックスの尾』を2個もらう>
【討伐隊員C】
「先に進むには十分な注意が必要です これで少しでも お力になれるかと
<ティーダ、『ハイポーション』をもらう>
<すると、チョコボ騎兵隊の一人・クラスコがやって来る>
クラスコ
「ユウナ殿とガードさんたちですね?
ユウナ
「はい
クラスコ
「作戦司令部へどうぞ
「シーモア老師がユウナ様もぜひ とのことです
ユウナ
「……はい
クラスコ
「司令部はあっちなのでそっちの道からどうぞ
「こっちの方は 作戦準備でごたついてるんで すんませんです
オオアカ屋
「おお 少年
「へへへ もぐりこんでやったぜ
<選択肢:「武器みせて」or「アイテムみせて」or「やめておく」→「やめておく」を選択>
オオアカ屋
「ミヘン・セッション価格で 大もうけしてやる!
<谷間>
【討伐隊員D】
「魔物の動きが活発になっています 気休め程度ですが どうぞ
<ティーダ、『ハイポーション』をもらう>
ルチル
「連絡は受けております この先の作戦司令部へお急ぎください
「老師様 召喚士様がいらして 隊員たちの士気が上がっています
「むろん わたくしも同様です ありがとうございます!
シェリンダ
「結局 わたしの説得では作戦を止められませんでした
「でも 討伐隊の方々を見ていると なにもせずにいるのが つらくて……
「だから今は わたしにできることで力になれたらって思ってます
「わたしには戦う力はありませんけど 多少『白魔法』の心得があります
「今はその力を役立てたいと思っているんです
「お役に立てること ありますか?
<選択肢:「だいじょうぶ!」or「回復してほしい」→「回復してほしい」を選択>
シェリンダ
「はぁ……はぁ……
エルマ
「あれ 召喚士様たち! どうやって入って来たんですか?
<断崖>
【討伐隊員E】
「これ 召喚士様への差し入れです いざという時は たのみます!
<ティーダ、『エクスポーション』をもらう>
【討伐隊員F】
「司令部周辺の魔物は退治しましたが もしもの時には これを使って下さい
<ティーダ、『メガポーション』をもらう>
ガッタ
「なんで先輩だけですか! オレも前線で戦わせてくださいよ!
ルッツ
「上の決定だ
ガッタ
「オレだっていつまでも新米じゃないんです!
「前線に出してくれたら 証明してみせますよ!
ルッツ
「司令部を守るのも大切な任務だろうが
ガッタ
「オレがビサイドから ここまで来たのは『シン』と戦うためです!
ルッツ
「わかっているが 命令だ さっさと配置につけ
ガッタ
「先輩!
「ぐっ……! ううっ!!
<ガッタ、走り去る>
ルッツ
「通行許可が出たのか
ティーダ
「ガッタ かわいそうだったな
ワッカ
「戦わずにすんで 運がいいじゃねえか
「だいたい なんで戦うんだ? 主役はアルベド族の機械だろ
ルッツ
「はっきり言ってしまえば オレたちの戦いは……
「そう 機械の準備が整うまでの時間かせぎだな
ワッカ
「けっ!
「けーーーーっ!
ルッツ
「ワッカ……
「もう 話す機会がないかもしれないから……
「あやまっておきたいことがある
ルールー
「ルッツ だめ!!
ワッカ
「なんだよ
ルッツ
「おまえの弟を討伐隊にさそったのは……オレだ
「すまん
<ワッカ、ルッツを殴り倒す>
【ルッツ】
「ぐっ!
【ティーダ】
「だあっ! っ!
<ティーダ、ワッカを止める>
ティーダ
「ワッカ! 落ちつけワッカ!
ワッカ
「いっしょにブリッツやっててよ…… 大会で 1回でも勝ったら……
「勝ったらルーに結婚申しこむって……楽しそうに話していたのによ
「ある日突然 討伐隊になるだもんな
ルッツ
「うっ……
「好きな女と いっしょにいるよりも……
「そいつの近くに『シン』を近づけないように戦う
「そっちの方がカッコいいかもって あいつは言ってた
ワッカ
「ルー 知ってたのか
ルールー
「この旅に出る前にね……聞いた
ルッツ
「はは……ルールーのパンチも効いた
<すると、ルチルがやって来る>
ルチル
「前線に配置された隊員は すみやかに海岸に集合!
ルッツ
「悪い 時間だ
ワッカ
「ルッツ! 死ぬんじゃねえぞ
ルッツ
「なぐり足らないか?
ワッカ
「ぜんぜん足りねえ!!
<ルッツ、行こうとするが、ユウナに道を塞がれる>
ユウナ
「ルッツさん ダメ 行っちゃダメ
ルッツ
「ありがと ユウナちゃん
アーロン
「通してやれ
「おまえが召喚士の道を選んだ覚悟と……
「この男の覚悟は同じだ 邪魔はするな
どうしてユウナが道を開けたのか……
それがわかったのは ずっと……ずっと後のことだった